夕焼け列車 #0

9月のある夕方
頭を垂れた稲穂を脇に
列車が走って行った。

その車内はちょっと緊迫した空気が流れている。

一人の老婆が立っている。
その前の席はぽっかりと空いている。
それまで座っていた張本人は
運転席の後ろでじっと前を見つめている。

両者とも、何とも言えない複雑な表情を浮かべている。

駅に着いた。

一人乗った。

その一人は、あの空いた席に座った。車内に緊張が走る。

そいつ、主婦らしき人は 老婆に何か話した。そして降りた。

やがて、少年が降りた時
老婆は座った。

両者とも笑顔であった。

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書いた

ちなみにこれは長編ではなく
かと言って短編集的な物でもなく
自分でも何と言ったらいいかわかりません
連作?
とにかく次のやつでだいたい俺のやろうとしていることがわかるでしょう
その日はいつになることか。

今日のオコトバ

私辛い物が苦手だからカレーは零口のハヤシライスが好きなんだ〜

ネタは漫画からの引用です